こんにちは
院長の櫻井です
以前、皮膚科のマストアイテム1、2で、顕微鏡と液体窒素をとりあげましたが、第3弾はダーモスコピーです
やはりダーモスコピーは皮膚科に必須のアイテムです
ダーモスコピーは拡大鏡で、主に、色素性疾患、具体的に
いうと、黒・茶・青色のできものや赤色のできものの診断に
使用します
特に皮膚がん(悪性黒色腫・基底細胞癌など)とホクロ(
色素性母斑)との鑑別にはなくてはならないものです
実際、以前にブログで書きました、皮膚がん検診での悪性黒色腫の診断にも非常に役立ちました
逆に、シャルムクリニックでは、ホクロをとりたい、と来られる患者さまに対し、あやしい「ホクロ」は積極的に
ダーモスコピーで確認しています
以前の勤務先での話ですが、某大手美容外科で「ホクロ」をレーザーでとったが再発したのでまたとりたい、
と受診された20代の患者さまがいらっしゃいましたが、ダーモスコピーでは基底細胞癌が疑わしく、続いて
実施した生検(組織検査)の結果、典型的な基底細胞癌であった症例の経験があります
このように、ホクロの治療はまず正しい診断に基づくものでなければならず、それを行うのが皮膚科専門医
の責務であると考えております
したがって、病理組織検査が望ましいと考えるものや、大きいため切除・縫縮が望ましいと考えるものは、保険
診療で手術しております
もちろん、ダーモスコピーをするまでもない典型的な小さな
ホクロは炭酸ガスレーザーで治療しております
皮膚の「できもの」でお困りの方はシャルムクリニック
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