こんにちは晴れ

院長の櫻井ですニコニコ

水痘(水ぼうそう)が流行ってますね病院

以下、国立感染症研究所http://idsc.nih.go.jp/idwr/douko/2011d/47douko.html#chumoku1
の記事↓

感染症発生動向調査では、全国約3,000カ所の小児科定点からの報告に基づいて水痘をはじめとする各種小児科疾患の発生動向を分析している。水痘の定点当たり報告数は2011年第42週以降増加が続いており、第47週は1.77(報告数5,548)となった。2001年以降の同時期の定点当たり報告数としては2003年、2010年に次いで高い値となっている。都道府県別では福井県(4.55)、佐賀県(3.65)、岩手県(3.63)、山形県(3.17)、宮城県(2.90)、北海道(2.59)、大分県(2.58)の順となっており、38都道府県で前週より増加が見られている。2011年第1~47週の定点当たり累積報告数は64.05(累積報告数200,620)であり、男女別では男性52.2%(104,659)、女性47.8%(95,961)と男性がやや多く、年齢群別では2~3歳35.6%(71,453)、4~5歳25.5%(51,126)、0~1歳24.9%(49,966)、6~7歳8.7%(17,475)の順であり、例年と同様に5歳以下で全報告数の85%以上を占めている。

水痘の診断は基本的には難しくはないのですが、発症早期でまだ水疱があまりはっきりしない段階だったり、

分布がまだ狭い範囲だったりすると見落とす可能性もありますショック!

見落としてしまうと、空気感染する感染症ですので、一気に広めてしまう可能性が高いんですねガーン

そこで私はできる限り診断の精度を高めるため、ギムザ(Giemsa)染色を積極的に行っています得意げ

これを行うことにより、ヘルペスウイルス感染細胞の有無がわかりますので、非常に便利な検査ですが、

臨床の現場ではそんなに行われていないようです目

10分くらいで結果が出ますし、診断根拠がより確かになるので、私のお気に入りの検査のひとつです得意げ

真菌顕微鏡検査も、Giemsa染色も、そして病理組織検査も、顕微鏡で調べるのって楽しいです音譜