こんにちは
院長の櫻井です
これからしばらくワインの栓についてのお話
ワインの栓には大きく分けて「コルク栓」と「スクリューキャップ」との2種類があります
通常、ワインのイメージはコルク栓ですが、オーストラリア・ニュージーランドに始まり、スクリューキャップが
フランスにも普及してきています
ワイン好き以外にはあまり知られていませんが、コルク栓には致命的な欠点があります
「ブショネ」です
コルク栓製造過程(コルクの木から樹皮を剥がし、乾燥させ、栓を作っていく工程)で、カビがつき、
TCAという物質を含むコルク栓ができることがあります
このコルク栓で汚染されたワインを「ブショネ」と呼びます
ブショネは非常に特徴的な香りで、一度経験すると忘れません
よく、濡れたダンボールの香りと例えられます
問題はその発生頻度です
なんと20本に1本の割合です
通常、商品として市場に流通するものが、この割合で不良品であれば大問題になるのですが、
なぜかワインに関してはそうなりません
もちろんブショネのワインは返品して交換できますが、そういう問題ではないはずですよね
to be continued…