美容皮膚科の正しい選び方１

こんにちは

院長の櫻井です

今日は「美容皮膚科の正しい選び方」について

皮膚科は、医療技術が発達した今でも、視診・触診を主として診断していく科です

それで診断の鑑別に苦慮する場合、適宜、病理組織検査、血液検査、画像検査、顕微鏡検査等を行います

そのため、一見簡単そうに見えるのでしょう、内科や産婦人科の医者が皮膚科も標榜科に

掲げたりすることもあるわけです（標榜には規制がないですからね・・・）

正規の皮膚科教育を受けていない彼らが多くの誤診を生み出すのは当然のなりゆきですね（だって

専門外だし無関係の科なんですから・・・）

同じことが美容皮膚科診療についても言えます

美容皮膚科は、あくまで皮膚科の中の一分野です

したがって正しい美容皮膚科診療は皮膚科・形成外科専門医が担う必要があると考えます

以前のクリニックでの一例ですが、某美容外科（テレビでもCMを流している大手です）でホクロをとったが

再発したのでとってほしいという若い女性が来院しました。

皮膚科専門医の私の視診では、基底細胞癌という悪性腫瘍にしか見えませんでした。

ダーモスコピーという拡大鏡でみてみても、基底細胞癌の典型的所見でした。

trichoblastomaとの鑑別のための病理組織検査でも基底細胞癌でした。

つまりはこのようなことが現実に起きているわけです

to be continued…

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