こんにちは
院長の櫻井です
私の診療のひとつの特色として、パッチテストを積極的に行うことが挙げられます
(※パッチテストとは、かぶれ(接触皮膚炎)の原因となっているものを探索するために、原因の可能性が
あるものを、専用の絆創膏に塗って、2日間、上腕内側や背中に貼りっぱなしにします。2日後に絆創膏を
外して、当日、翌日、貼ってから1週間目の判定を行います。)
パッチテストは、手間がかかる、その割に保険点数が安い(22種類以上の検査をしても保険点数は
350点程度、つまり30%自己負担の場合1,000円程度)ので、皮膚科専門医でも敬遠している人が多い
のも実情です
しかし、これほどクリアーに原因がわかる検査もないですし、女性の治りにくい顔の湿疹などでは
かなりの確率で化粧品に対してパッチテストが陽性になることが多いので、私はこの検査を積極的に
行っておりますまた、掌蹠膿疱症、汗疱、扁平苔癬の一部は金属アレルギーが原因であることも
知られているので、そのような疾患でも積極的に金属アレルギー検査(金属の試薬のパッチテスト。
当院ではチタンの検査も行えます。)を実施しています
非常に原始的な検査ですが、これこそ皮膚科、という醍醐味を味わえる検査でもあり、なおかつ治療にも
直結するので、非常に有用です