こんにちは
院長の櫻井です
シャルムクリニックでは、ほくろに対する炭酸ガスレーザー治療を行っておりますが、
顔以外のほくろに関しては原則的に手術による治療としております。
(※以前のブログにも書きましたが、時々、体のほくろのレーザー治療希望の方が受診されるので、
以前と同じような内容になりますが、ご容赦ください。)
なぜ顔だけかというと、顔の皮膚は特殊で、毛嚢脂腺系(要は毛穴です)が豊富にあるため、
そこを足場にして傷の再生能力が優れているんですね。そのため、レーザーの適応となる
程度の大きさのほくろをしっかり削ってそれなりに深い傷となっても、術後の湿潤療法をしっかり
遵守していただければ、そんなに陥凹した傷跡にはならず、経過がきれいなんです。
しかし、体は毛嚢脂腺系が豊富ではありませんから、周囲の表皮からの上皮化を待つしかなく、
傷の治りが悪い、結果、隆起した、ケロイドのような傷(肥厚性瘢痕)となりやすいわけです。
したがって、体のほくろはなくなったけれども、その部分にピンクの盛り上がりができた、という
美容的にうれしくない結果となってしまいます。そのため、フラットな一直線の傷になるように
仕上げる、手術的治療の方が、最終的には美容的にも優れているんですね。
一般の方は、「体の方が顔より簡単」と思いがちのようですが、こと、ほくろの治療に関しては、
むしろ逆ですので、ご注意ください。
※シャルムクリニックは、2014年より、水曜日の診療も開始いたしました
水曜午前9:00-12:00 吉崎 麻子 医師 (東京大学医学部附属病院皮膚科)
水曜午後15:00-19:00 市村 洋平 医師 (東京大学医学部附属病院皮膚科)
による診療となります
水曜日はまだまだ認知されていないこともあって待ち時間が非常に少ないですので、
いぼの液体窒素治療や、水いぼの治療など、定期的に同じ治療を受けられている方、
また、病状が安定しており長期間同じ薬を継続されている方、お仕事が忙しくなかなか病院の
待ち時間を確保できない方、など、水曜日の受診がおすすめです
水曜日は保険診療のみの診療となりますので、自由診療ご希望の方は、それ以外の曜日の
ご受診をお願いいたします。(自由診療の、2回目以降の点滴、および、薬の処方のみの方は
受付可能です。)