こんにちは晴れ

院長の櫻井ですニコニコ

今日は雨が上がった午後の後半から外来のラッシュがきつかったです汗

さて、シャルムクリニックでは、赤ら顔の方の治療を積極的におこなっております。

先日のブログにも書きましたが、顔の赤みといっても様々であり、また、酒さ+接触皮膚炎、

脂漏性皮膚炎+酒さ様皮膚炎などのように複数の疾患が合併することも珍しくなく、

まず、正しい診断が大前提となります。ここが一番のポイントであり、これができないと、

いつまで経っても改善しません。

そして正しい診断を行い、各疾患に対する内服薬・外用薬治療を行っていった結果、

これ以上治療に反応しない毛細血管拡張が残った場合、Vビームレーザー治療

行います。Vビームレーザーは、毛細血管拡張症に対して保険適応のレーザーであり、


第一選択となる治療です。よく、赤みに対してフォトフェイシャルが有効、といって、フォト

フェイシャルを推しているクリニックを見かけますが、治療効果ははっきり言って、Vビームの

足元にも及びません。(フォトはその分、しみ・そばかす・ハリなどに対する様々な効果を期待

できますが、赤みに対する第一選択にはなり得ません。)

もちろん、Vビームをしたからといって1回で赤ら顔が治るわけではなく、3ヶ月おきの複数回の

治療が通常は必要となりますが、投薬治療のみでは改善し得ない毛細血管拡張症が、明らかに

改善していきます。(最近FDA認可を受けた外用薬のMirvasoも、実際の効果はそれほどでも

ないようです。)

ただ、このVビーム、そんなに簡単なレーザーではありません。

何せ、エネルギーだけではなくパルス幅を変えられるため、病態に応じたパラメーター設定を

推敲する必要があり、これは、レーザー治療の原理をきちんとわかっていて尚且Vビームレーザー

の治療に習熟していなければ、患者さんを前にして、どの設定がいいのかを決定することは

できません。また、実際に、try & errorを繰り返して適切な条件を絞り込むことも、しばしばあり

ます。つまり、Qスイッチ・レーザーなどと異なりパラメーター設定に医師の裁量がきく分、使いこなす

のはなかなか骨が折れるレーザーであり、だからこそ、非常に面白いレーザーと言えます。

しかし繰り返しになりますが、Vビーム照射に至る前に、まず投薬治療によって病勢を落ち着けて

おくことが大前提となりますので、赤ら顔の治療の極意は、

正しい診断

→適切な検査

→正しい投薬治療

→毛細血管拡張が残るならばVビームレーザー治療

(→治療抵抗性の場合はロングパルスYAGレーザー(当院にもあり)も検討)

ということになります。

赤ら顔にお悩みの方はシャルムクリニックまでご相談くださいね音譜

※シャルムクリニックでは、これまで、エステに関しては水曜日は


お受けしておりませんでしたが、水曜日ご希望の方も多く、


5月より、エステの2回目以降の方に限り、お受けできるように


いたしました



初回の方に関しましては、従来とおり、水曜日はお受けしておりません


のでご理解の程宜しくお願い致します。