のクレナフィンが、ついに来月から使用できるようになります。
今日は、その勉強会がありました。
爪白癬治療の第一選択は、今後も、内服抗真菌薬(テルビナフィン、イトラコナゾール)であること
は変わらないですが、超高齢者や内科的疾患のために内服困難であったケース、妊娠中・授乳中
で内服不可能なケース、内服治療に抵抗があるケースなどにおいて、非常に有用な選択肢と
なってくれることが期待できます。
問題点としては、新薬のために、発売後1年間は、2週間分の処方しかできないこと(つまり、処方で
きる本数に縛りがあること)、内服抗真菌薬との併用については保険診療上査定される可能性が
あること(これは地域差があるとのことで、千葉県に関しての回答はまだ得られていないようです。
併用OKのと県もあれば、ダメとなっている県もあるようです。)があります。
白癬菌に関しては耐性菌は知られていないですので、抗生剤の乱用によるMRSAなどのような
薬剤耐性菌出現の問題はおきようがないはずですから、治癒率を高めるためにも併用療法が
認められることを望みます。