こんにちは雨

院長の櫻井ですニコニコ

シャルムクリニックでは、毎月数件の皮膚がん手術を実施しています。(皮弁再建・植皮を含む。)

おそらく開業の皮膚科医としては結構多い件数をこなしている方だと思いますが、なぜでしょうか?

もちろん、「このできものが皮膚がんかどうか心配だから見て欲しい」と受診される方も多いのですが、

それは半分くらいですかね・・・

残りの半分のケースは、別件(じんましんや水虫など)で受診された際に、私の方で、

「あれ?これは・・・」と気づき、皮膚がんを疑い、生検(組織検査)して確定診断に至る、

というものです。

どうやら、皮膚がんらしきものが視界に入ると、私の中のセンサーが働くようです。

先日も四肢の乾燥性湿疹で受診された方の鼻翼部に黒いできものがあり、センサーが働き、

こちらから尋ねてみると、最近出来たほくろ、とのこと。ダーモスコピーでみてみると、

arborizing vessels,blue-gray ovoid nests陽性の所見でやはりBCC(基底細胞癌)。

その場で3mmパンチ生検を実施し、本日抜糸でしたが、やはり病理組織もBCCでした。

後日拡大切除の予定を組みました。

このように偶発的に皮膚がんを見つけた場合には、我ながら、いい仕事をした、と思います。