こんにちは晴れ

院長の櫻井ですニコニコ

昨日ノーベル医学生理学賞受賞が決まった、大村智・北里大特別栄誉教授の業績を知って、

驚きました。

イベルメクチンなんですねえ・・・

報道では寄生虫薬として紹介されていましたが、われわれ皮膚科医にとっては、欠くことのできない

疥癬の治療薬なんです。もともと糞線虫という寄生虫に対する薬として認可されてはいたのですが、

疥癬に対して認可されたのは2006年。それまでの疥癬の治療は、今の若い先生方はご存知ないかも

しれませんが、硫黄サリチル酸チアントール軟膏、オイラックス、院内製剤のアミノ安息香酸ベンジル

ローション、γBHC軟膏、議論はあったがムトウハップ、となかなか苦労したものでした。

それが今は、イベルメクチンもあるし、スミスリンローションもある。

いい時代になったなあ、とテレビをみながら思いましたし、そういえばタクロリムスも真菌から

発見されたんだよね・・・などなど、いろいろ考えてしまいました。