本日の症例より。
症例:60代、男性
現病歴:ヘルニアにて重度の肩こり、腰痛症あり、ペインクリニック通院にても一時的な
効果しか得られなかった。プラセンタ注射目的に2年前に当院初診。以後、メルスモン7A
ツボ打ち(週1)、漢方薬内服(真武湯合牛車腎気丸合葛根加朮附湯加附子)にて小康
状態である。その間、さらなる効果を求めて、各種点滴(高濃度VC、マイヤーズカクテル、
血液クレンジング)を試みるも著変なし。今回血液バイオフォトセラピーを試してみる
こととした。
血液バイオフォトセラピーは、採血した血液に紫外線(UVC)を照射して活性酸素を発生
させてその血液を体内に戻す方法で、血液クレンジング療法と並び、いわゆる酸化療法の
双璧を成す治療法ですが、日本国内では知名度はまだまだ低いのが実情です。
血液クレンジング療法との違いとしては、血液バイオフォトセラピーは、持続時間が短いけれ
ども、より即効性・体感に秀でている点があります。今回は即効性・体感が出ることを期待
してバイオフォトセラピーを実施しました。
すると・・・
まずバイオフォトセラピーを開始してすぐに、本日メルスモンをツボ打ちした部分に痛みが
出現しました。さらに、治療終了して帰宅後30分ほどしてから、患者さんから電話があり、
「これまで見えにくかった左目が非常にすっきりして、右目をつぶって左目だけでも物が
くっきり見える、びっくりした、!」とのことでした。
末梢循環が良くなり、このような即効性・体感が出現したのだと考えます。
上述したように、バイオフォトセラピーは知名度は低いですが、様々な可能性をもつ
治療法です。また、血液クレンジングと組み合わせることで、ダイナミックフォトセラピー
として行うことも可能です。(僕自身、週2回、ダイナミックフォトをしています。)クレンジング
のみでオゾン濃度を高めても体感に乏しい人も、ダイナミックフォトにして体感が得られる
ことも珍しくはありません。
いろいろな点滴をしてもなかなかよくわからない、という方は、一度、バイオフォトセラピーを
試してみるのもいいかもしれません。