今日は教科書的典型例。
症例:10代、女子
現病歴:ここ最近腹部に自覚症状を伴わない褐色斑が出現してきたため当院初診。
現症:下腹部正中に自覚症状を伴わない辺縁が網目状の褐色斑が存在し、疣贅状に隆起
する。また側腹部にかけて点状に褐色斑が散発する。真菌顕微鏡検査陰性。最近の
ダイエットなど体重減少はない。
さて診断は?
A.融合性細網状乳頭腫症
ビブラマイシン内服+ニゾラールクリーム外用にて加療開始といたしました。(私には
ミノマイシンがビブラマイシンより有意に効果的だとは思えませんので、ビブラマイシン
を選択しました。)