こんにちは
院長の櫻井です
今日は鼻背の基底細胞癌の手術の経過です。
症例:60代後半、女性
現症(写真):
3mmパンチ生検で基底細胞癌(nodular type)と診断しました。
肉眼的に境界がいまいち不明瞭であり、およびダーモスコピーでも近傍が光老化による
色むらがあり境界が不鮮明でしたので、安全域として大きめですが5mmのマージンをとり、
軟骨膜直上で全切除しました。(マージンをけちって取り残すのが最悪ですからね。)
再建は、右鎖骨上窩からの全層植皮にて行いました。
↑タイオーバー前
術後5日目にタイオーバー解除し、1週間目に抜糸、本日3週間目の状態です↓
植皮片は100%生着しました。
病理組織上も、側方断端および深部断端ともに陰性でした。