本日の症例より。
症例:50代、男性
現病歴:1年前に左5指腹に何かが刺さってから、
同部に鶏眼が出現。時々ひどく痛むため本日
当院初診。魚屋さんをしていて、多分魚の骨か
棘だったとのこと。
現症:写真に示す。
さて、ここでエコーをとってみると、、、
2.5mmの深さに、何かが短軸方向に刺さっているようです。
異物でエコーをとる意義は、
・異物が存在するかどうかの判断→異物が刺さったが
「残っているかもしれない」というケースが多い。
・異物の深さ→切開の深さの判断に大切。
・異物の方向→切開線を置く方向の判断に大切。
今回の症例では、鶏眼部位も小さく(縫合可能という
意味)、視野を確保するために鶏眼の辺縁で切開し、
はい、摘出♪
透明な魚の骨でした。(透明な異物を摘出するのは
意外と難しいんですよ・・・)
あとは4-0黒ナイロンでマットレス縫合して終了。