今日、茶のしずく石鹸による小麦(グルパール19S)アレルギーの
患者さんが、経過の検査目的に新規に当院を受診されました。
症状としては、小麦を摂取しただけでは症状が出ないが、
解熱鎮痛剤の内服をしている時や湿布を貼付している時に
小麦を摂取すると蕁麻疹が出現するということでした。
運動時には出ないようなので、FDEIAの亜型というべき
ものでしょうか。本日は抗ヒスタミン薬服用中でしたので
1週間中止の上で検査は後日予約となりました。
茶のしずく石鹸による小麦アレルギー問題は、当院が開院
した2011年に大きな社会問題化した問題であり、当時は、
遠方からも検査目的に多くの方が受診されたことも覚えて
います。当時はアレルギー症状が強い方が多く、プリック
テストでもアナフィラキシーを起こす方がいたため、点滴
ルートを確保して検査を行っていました。
その後、石鹸を中止してからは症状が軽快する方も多い
のですが、この患者さんのようにまだ症状が残っている
方もいらっしゃいます。