昨日はオテズラエキスパートミーティングに参加してきました。

やはり話題はearly PsA(早期乾癬性関節炎)をいかに早期診断し

治療に結び付けていくか、という点でした。

当院では、乾癬の患者さんに、初診時は必ず、再診時でも定期的

に関節症状のスクリーニングの問診をし、必要に応じて関節エコー

を実施することで、early PsAをサルベージし、オテズラを導入

することが多いです。初診時の時点でそれなりに関節症状が

進行しているケースは生物学的製剤導入、オテズラを投与しても

効果不十分なケースについては、MTXを併用するか、生物学的製剤に

スイッチするかを判断しています(当院は日本皮膚科学会生物学的製剤

承認施設です)。

乾癬の患者さんで、関節症状が乾癬と関係していることを知らない人は

まだまだ多く、啓蒙活動が必要と感じています。