当院は、新しいものを非常に積極的に導入しております。

新しいもの、と一言で言っても、

新しい治療薬

新しい手技

新しい機械(レーザー等)

などがあります。

医学は絶えず進化し続けていますので、例えば、新しい治療薬を

アップデートできなければ、古い治療しか患者さんに提供できなく

なるわけです。乾癬の生物学的製剤を勉強せずに、重症例も外用剤

処方のみとしてしまうのがいい例です。

手術・手技についても、しなければあっという間にできなくなります。

同じ手術・手技だけしていてもいいのでしょうが、それでは、

難しい症例が来た時に対応できないし、守備範囲を広げることが

できません。皮弁形成が必要なケースでは、単純切除縫合しかでき

なければ対処できないのがいい例です。あるいはすべてのしわを

ヒアルロン酸のみで解決しようとして扇風機おばさんを作ってしまう

のもいい例です。あるいは粉瘤の手術ばかりしていても、眼瞼下垂の

手術はできるようにならないのも、守備範囲を広げられない例です。

新しい機械がなければ、場合によっては、竹やりで戦闘機に挑む

がごとき治療となりえます。IPLしかないのにタルミ治療をしようと

するのがいい例です。ラジオ波のみで瘦身治療をしようとするのも

いい例です。

しかし、新しいものを導入するには、学習・努力・お金がどうしても

必要となり、そこが多くの人にとってネックとなりえます。

それでも僕が積極的に新しいものを導入するのは、まず、楽しいから。

新しいものを使うと、今までできなかったことができるようになる。

不必要に難しく考えていたことが、簡単にできるようになる。

素晴らしいことではないですか?

そして何より、患者さんのためになる。これが一番大事です。

新しいものを取り入れることで、より多くの患者さんに、より

上質の医療を提供できるようになる。

当院は、

「保険診療から自由診療まで幅広いニーズに応え、地域の皆さまに

喜んでいただける医療」

をモットーとしていますので、これからも新しいもの(もちろん、良い

もの)を積極的に導入していきます。