こんにちは雨


院長の櫻井ですニコニコ


私が最近ハマっている検査に、IgG食物アレルギー検査がありますメモ


IgG食物アレルギー検査とははてなマーク

一般的に食物アレルギーというと、じんましんのように食べてすぐに症状が出るもの(IgE食物アレルギー)を想像しますが、実はその他に、数時間~数年経過してから、ゆっくり・じんわりと体調不良を起こすタイプのフードアレルギーもあります。それがIgG食物アレルギーです。

すぐに自覚症状が出ないために原因が特定しづらく、知らず知らずのうちに飲食と体調不良を繰り返してしまう方が多いのが、このアレルギーの特徴です。

慢性的にアレルギー症状を起こすことで、腸管免疫が乱れ、身体に炎症という形で負担がかかり、老化やアトピー性皮膚炎などの病気の原因となってしまう可能性もあります。

また、すぐに症状が出るタイプのフードアレルギー(IgE抗体)と異なり、遅延型フードアレルギー(IgG抗体)は胎盤移行性があり、母体から胎児にも移行してしまいます。妊娠期間中にアレルギーを引き起こす食品を避けるなどすれば、子供のアレルギーを回避できる可能性があります。

血液検査で96種類の食物アレルギーが簡単にわかる検査ですので、アトピー、ニキビ、口内炎等がよくできる方・なかなか改善されない方、特にはっきりとした原因がなく体調が思わしくない方、ダイエットしているのになかなかうまくいかない方、妊娠中、またはこれから妊娠・出産を考えている方に特におすすめです。

※IgG食物アレルギー検査は保険適応外の検査となります。



つい最近も、ずっと朝起きれずだるい、といった症状が続いているけれども、内科などで検査しても


何ともない、と言われてお困りの女性が受診されました。


副腎疲労か、と考え、唾液コルチゾール検査をしてみると、朝のコルチゾール値が非常に低下しており、


やはり副腎疲労と診断、内服ステロイドを開始し、同時に内因性のコルチゾールを作れるように体内


環境を整えるために、高濃度VC点滴および抗酸化サプリメントの併用を開始しました。


それにより症状は軽快したのですが、内服ステロイドを減量すると症状がすぐに再燃するため、ひょっと


すると、IgGアレルギーによる慢性炎症のための副腎疲労か、と考え、検査を実施したところ、10種類


以上の多くの種類の食物に反応が出ました。聞いてみると、好きで食べているものばかりとのこと。


早速制限を開始し、1週間後の診察時には、嘘のように症状が消えた、ということでした。

このように、IgG食物アレルギーは、原因がよくわからない症状の隠れた原因となっていることが


多くあり、なかなかよくならない症状にお悩みの方にはぜひ一度受けていただきたい検査です。


IgG食物アレルギー検査は血液検査で簡単にできますので、ご興味のある方はご相談くださいね音譜