こんにちは
院長の櫻井です
今日は、とあるクリニックで法令線にマクロレーン(VRF)を法令線に注射されて、案の定、血行障害を
起こしてしまった方が受診されました血行障害を起こすと、瘢痕(傷跡)、最悪、壊死(皮膚が腐ること)
を起こしえます。すぐに溶解注射を注射し、プロスタンディン軟膏外用としました。1度で溶かしきれない
こともあるため、週明けの再診(痛みが続く場合は明日も)を指示しました。
いまだに大手のクリニックも含めて、格安ヒアルロン酸としてVRFを法令線のような血行障害の
リスクのある部位に注射しているケースを見かけます
料金が異常に安いクリニックには、使用しているヒアルロン酸の種類を問い合わせる方が
賢明です。
VRFはそもそも豊胸用のヒアルロン酸です。そのような粒子の粗い硬いものを、リスキーな場所に注射
するのは、医学的に考えて誤りとしか言えません。
当院では、眉間・法令線に限らず多くの部位で、マジックニードル(鈍針のカニューラ)を用いて
部位に応じた適切な種類のヒアルロン酸の注入を行っております。(骨膜上に注入する部位や鼻は
除く。)
その方が、血行障害のリスクも大幅に減りますし、内出血も減りますし、お互いに安心して治療できます。
医療においては、費用の安さよりも、まず安全性に重きをおきますよう、
ご注意くださいね