こんにちは
院長の櫻井です
本日の症例から出題
症例:7歳、女児
当院でアトピー性皮膚炎に対してステロイド外用、保湿剤外用にてコントロール良好であった。
本日朝から、肛門周囲の痛がゆさ・発赤が出現し、受診。受診時、肛門周囲に比較的境界明瞭な
紅斑が存在し、軽度の落屑を伴っていた。全身状態に特記すべき所見なし。
さて診断は?(場所的に臨床写真は掲載できません・・・)
A.肛囲溶連菌性皮膚炎

典型例でしたので、すぐに溶連菌迅速検査を実施し、溶連菌陽性の結果を得、確定診断
に至りました。
本疾患は、珍しくはないのですがあまり有名ではなく、知らないと絶対に診断できませんが、
知っていれば溶連菌迅速検査にて容易に診断できる疾患です。
アトピー性皮膚炎に合併しやすいことも知られており、そういった意味で、本症例は、
まさに典型例でした。
※シャルムクリニックは、1/8(水)より、水曜日の診療も開始いたしました
水曜日はまだまだ認知されていないこともあって待ち時間が非常に少ないですので、
いぼの液体窒素治療や、水いぼの治療など、定期的に同じ治療を受けられている方、
また、病状が安定しており長期間同じ薬を継続されている方、お仕事が忙しくなかなか病院の
待ち時間を確保できない方、など、水曜日の受診がおすすめです
水曜日は保険診療のみの診療となりますので、自由診療ご希望の方は、それ以外の曜日の
ご受診をお願いいたします。(自由診療の、2回目以降の点滴、および、薬の処方のみの方は
受付可能です。)