本日の症例。
生検(組織検査)にて、基底細胞癌と確定診断済みの症例です。
既往歴に肝硬変があり、血小板数は80,000と出血傾向を認めます。
肉眼的辺縁から3mmでデザインしました↓

筋層直上で切除しました。血小板数が少ないためやはり止血に時間を要しました↓

問題は再建方法です。このサイズの欠損を、眉毛や眼瞼の形を損なうことなく覆える皮弁は
考えつかず、結構大きい腫瘤ですので深部断端が陽性であった場合に対する備えも
含めて、ここはシンプルに、人工真皮で被覆する方針としました。
後出血が怖いので、念のためドレーンも留置しています↓

※シャルムクリニックは、1/8(水)より、水曜日の診療も開始いたしました
水曜日はまだまだ認知されていないこともあって待ち時間が非常に少ないですので、
いぼの液体窒素治療や、水いぼの治療など、定期的に同じ治療を受けられている方、
また、病状が安定しており長期間同じ薬を継続されている方、お仕事が忙しくなかなか病院の
待ち時間を確保できない方、など、水曜日の受診がおすすめです
水曜日は保険診療のみの診療となりますので、自由診療ご希望の方は、それ以外の曜日の
ご受診をお願いいたします。(自由診療の、2回目以降の点滴、および、薬の処方のみの方は
受付可能です。)