今日は、4月から処方開始できる予定の、新しい爪白癬の外用薬「ルコナック」の説明会

がありました。

簡単に言うと、ルリコンのクレナフィン版というべきものです。

クレナフィンが長期処方解禁になったこのタイミングというのが、遅きに失した感も

少しありますが、クレフィンとは異なり、開封後の使用期限1ヶ月という制限はないようなので、

そういった意味では患者さん的にも使いやすいかな、と思います。

新しい選択肢が増えるのは喜ばしいことですが、贅沢を承知で皮膚科専門医の立場から

言いますと、他の系統の抗真菌薬(イミダゾール系以外の、アリルアミン系・ベンジルアミン系・

モルホリン系・チオカルバミン系。モルホリン系は海外ではネイルラッカーがありますね。)にも

同様の薬剤が欲しいですね。やはり接触皮膚炎の問題がありますから、イミダゾール系オンリー

ですと交差反応の可能性がありますので。