こんにちは
院長の櫻井です
暖かくなって汗をかく季節になると増える病気の一つに、水虫があります。
水虫とは、白癬菌による感染症で、大切なことは、白癬菌を顕微鏡検査あるいは培養検査
で検出できない場合は、抗真菌剤による治療をしてはいけない、ということです。
水虫と思って自己診断している人の1/3が、実際には足白癬ではなかった、というデータも
あり、皮膚科専門医による顕微鏡検査が最も診断に有用であり、必須となるものです。
一般的には抗真菌外用薬で治療します。
現在は市販薬もかなり優秀で、病院で処方される抗真菌剤の成分を含んでいるものが多く
ありますが、市販薬はそれ以外にも局所麻酔薬や鎮痒薬などが含有されていて、それにより
かぶれてしまう方も多くいらっしゃいますので、やはり病院で適切な検査を受けて診断を確定
し、適切な外用薬を使用するのが安全だと考えます。
また、”水虫は治らない”と考えている方が多いですが、治ります。
しかし再感染しやすい(簡単に言えば、免疫がつかない)ので、治ったあとも予防的に
定期的に外用をするのも有効です。