こんにちは
院長の櫻井です
季節柄減ってはきていますが、未だに多い虫刺され。
大抵はステロイド外用にて容易に治癒するのですが、時々こじれてぼこぼこ
の状態になるケースがあります。
これを結節性痒疹といいます。
逆に、結節性痒疹は虫刺されのみから生じるのかといえばそうではなく、
ベースに痒い病気があれば何でも起こり得るので、アトピー性皮膚炎や
あせも、透析患者さんの皮膚掻痒症などからも生じることがあります。
結節性痒疹はstrongest classのステロイド外用剤やステロイド含有テープ剤
を用いてもびくともしないことがままあり、そのような場合に、シクロスポリン
内服や光線療法を併用します。
ただし小児ですとシクロスポリン内服は、保険適応上難しいですし、副作用を
考えると使いづらいですから、光線療法を選択します。私の経験上、小児の
結節性痒疹は光線療法に対する反応は非常に良い印象があります。また、
副作用がほぼない(日焼け程度)という安全性からも積極的に使用しやすい
方法です。
お子さんの虫刺されや湿疹がこじれて治らずにお困りの方は、ぜひご相談
ください