こんにちは晴れ

 

院長の櫻井ですウインク

 

ここ最近、キャンプでブヨに刺されて、そこが腫れてきて痛い、と受診される方

 

が多いです。

 

ブヨ刺症は、炎症反応が強く痒疹として残ってしまうことも多いので、急性期に

 

strongest classのステロイド外用薬を大量塗布して治してしまうのが大原則ですが、

 

急性期の腫れが、はたして虫刺され反応によるもののみであるのか、あるいは

 

掻爬による細菌感染の合併なのか判断が難しいものもあります。一般的には、

 

刺された部位のみでなく周辺に広めに発赤・腫脹・圧痛があれば細菌感染を

 

疑うのが妥当で、そのようなケース、あるいは判断に悩むケースでは、当院では

 

院内迅速採血(血算・分画・CRPが10分以内に判明)を測定して治療方針を決定

 

しています。

 

本日も3件そのようなケースが受診し、CRP7.6と高値で入院適応と考えたケース

 

(しかし入院はできるだけしたくないという強い希望があったため、外来で3日間は

 

点滴で通院し、それでも改善がイマイチであれば入院を紹介することとしました。)

 

もありました。

 

ブヨ刺症はなかなか嫌な疾患です。