4/23(月)より、アトピー性皮膚炎の新薬「デュピクセント」の投与が解禁と

なります。

デュピクセントは、デュピルマブ(Il-4/13受容体拮抗薬)という生物学的製剤

で、月2回皮下注射することにより、アトピー性皮膚炎の痒みに奏功し、

皮疹を改善に導きます。Th2阻害なので、重篤な感染症などの大きな副作用も

なく安全性の高い薬剤です。

これまでシクロスポリン内服や光線療法が必要であった治療抵抗性の重症

アトピー性皮膚炎において、今後、重要な選択肢となる薬剤です。

コストネックとなりますが、シクロスポリンから離脱できない症例・シクロス

ポリンでも効果不十分な症例や、また、全身的副作用がほぼないので、

中高年でシクロスポリンの副作用が危惧され光線療法を行っているものの

効果が不十分なケースに併用療法としても使用を考えています。

しばらくは予約制で投与を実施する予定ですので、ご希望の方は、まずは

通常通り受診いただき、そこで説明の上、後日の予約、となります。