昨日は皮膚病理組織学会に参加してきました。
お目あては「でるすこでるぱそ」のセクション。
でるすこ=dermoscopy
でるぱそ=dermatopathology
ということですが、皮膚科臨床医は、臨床像(視診・触診)
から皮膚病理を想定しなければならない、とまだ研修医時代に
教わりましたが、今はさらに、そこにダーモスコピーも加わり、
より診断に必要な情報が得られるようになり、ダーモスコピー
も含めて病理組織像を想定するようになり、逆に、病理組織像
から、なぜそのようなダーモスコピー像であったのかを説明
できなければならない、ということにもなります。
一般の方からすると、皮膚科医は見ただけで簡単に病気を
診断しているように見えるかもしれませんが、実は、絶えず
このようなフィードバックを一瞬の視診の間に繰り返して
いるのです。