今日はこんなこともあるのか・・・という症例。

症例:60代後半、女性

現病歴:1年前より鼻背部左側に腫瘤が出現し、徐々に大きくなってきた

ため、3週間前に当院を初診。初診時、鼻背部左側に、8mm大で、中央に

痂疲を固着した紅褐色調の隆起する腫瘤があり、浸出液を伴っていた。

(写真は撮影してませんでした・・・)二次感染を伴う悪性腫瘍の可能性

も考えて全切除生検の予定を組み、それまでの間、抗菌剤内服+イソジン

シュガー外用とした。そして手術日当日・・・

現症:なんか透明の硬いものがとびててますね・・・

 

 

あ!そういうことか・・・

鼻のプロテーゼの手術歴を聞いたところ、50年前に入れたとのこと。

で、摘出したものが、このL字型プロテ―セ。

 

 

 

抜去後の創部からは排膿が多かったため、オープントリートメントとし、

6か月以上経過してからの瘢痕修正術をすることとしました。