当院では陥入爪の外科的治療としてフェノール法を行っております。
いい方法なんですが、同じ爪の内側と外側の両方に治療してしまう
と、長期的に爪が変形してしまうことがあり、それを危惧する際に、
ガター法
を行います。
今日はガター法のご紹介。
症例:50代、男性
左1趾外側の陥入爪+化膿性肉芽腫です。
内側にも以前に同様の症状がありましたが、当院でフェノール法
を行い完治したものの、今回は外側にも症状が出現し受診となり
ました。
しばらく抗生剤内服+テーピング+液体窒素をしていましたが
改善に乏しく、ガター法を行うこととしました。
ブロック麻酔後、駆血下に、まず化膿性肉芽腫を切除・焼灼。
で、ガターを挿入。
爪と皮膚の間にガター(プラスチックチューブ)を挟んで固定して
います。このまま爪を伸ばし続けていって、爪の角が皮膚に刺さら
ないところまで十分伸びたところで、ガターを外すこととなります。
リスク・副作用
創部感染症、術後疼痛、再発、爪変形等
費用
保険診療点数に準じる
所在地 千葉県松戸市秋山68-5
電話でのご予約・お問合せ047-710-7788電話対応時間 09:00~19:00(月火水木金土)