今日は、8歳男児の肩の大きい先天性色素性母斑の分割切除

と5歳女児の副耳の手術がありました。

通常、外傷以外の、小児の待機的手術は、当院では小学校高学年

以降としておりますが、お子さん自身の治療の希望度によっては

より年少でも手術をお受けできることもあります。

今回の5歳の女の子は、副耳を友達に引っ張られるから早く取り

たい、という本人の強い希望がありました。局所麻酔の注射も

じっと耐えてくれました。手術中、切除・縫合している間も

泣かずにじっとしてくれていました。以前に6歳の女の子の眼瞼

外側のdermoid cystを摘出した時も、友達にからかわれるのが嫌

だから取りたい、と本人の強い希望がありました。

このように、お子さんの強い希望がある場合は、局所麻酔での

手術が可能な場合もあります。逆に、親御さんの強い希望だけ

で、本人が希望していない場合は、小学校高学年以降まで待つか、

全身麻酔で手術できる病院に紹介するか、となります。