今日は目の下のヒアルロン酸注入と眼瞼下垂手術の相談で
初診した患者さんの上眼瞼に2mm大のBCC(基底細胞癌)を
発見しました。眼瞼下垂の程度を見るために上眼瞼を見た
ところ、あれ?ひょっとして・・・となり、ダーモスコピー
でBCCを強く疑い、そのまま生検となりました。
眼瞼下垂の手術をした後に、後々BCCが成長してからBCCに
気づいてBCCの手術をするのと、BCCが小さいうちにBCCの
手術をして、それから眼瞼下垂の手術をするのとでは、整容的に
大きな差が生まれ得ますから、早期発見に至れてよかったです。
実は、別件で受診(湿疹等)した患者さんに皮膚がんを発見
するパターンは結構多いです。特に小さいBCCが多く、患者さん
はほくろだと思って気にしていなかったことがほとんどです。
(逆に大きいBCCは患者さんが気にして、主訴として受診する。)
この小さい状態で、あれ?と気づき、早期手術に結び付ける
ことができるのは、ひそかに僕の特技と勝手に思ってます。