今日、第115回医師国家試験(2021/2/6,2/7実施)の合格発表があった
ようです。合格率は91.4%、母校の東大医学部は91.1%と全国平均を
少し下回ったとのことです。
この数字だけ見ると、医師国家試験は楽勝なように見えますが、
きちんと勉強しないと難しくて太刀打ちできないと思います。
実際、僕も、M4(6年生)の夏に、そろそろ試験勉強しないと、と、
過去問を見た瞬間に愕然としました・・・ヤバい、これ勉強しないと
確実に落ちる・・・💦
そこからは、大学受験以来、久しぶりに本気で勉強しました。
範囲は膨大、勉強する期間も相当限られているので、文字通り必死。
メジャー科目だけでも十分つらいのに、マイナー科目(もちろん皮膚科
含む(笑))なんかは、とてもじゃないけど手が回らない・・・
無事合格出来ましたが、皮膚科の勉強をきちんとしたのは、皮膚科に
入局してから(苦笑)
でも、働き出してからの方が、もっと勉強しました。真剣度もまるで
違います。勉強していないと、臨床の現場で役に立たないダメ医者に
なってしまいます。
開業してからはさらに勉強しています。開業してしまうと、基本的には
一人なので、積極的に自分で情報を取りにいかないと、あっという間に
浦島太郎になってしまうんですね。そのために、学会やセミナーには
積極的に参加し、毎月定期購読する医学誌も今や7冊にのぼり(毎月、
やっと全部読み終わったかと思うと、新しいのが届く・・・(涙))、
東大皮膚科教授回診にも参加し、また、手術手技のさらなる向上
も含めて高田先生にお越しいただく。これだけやってもまだまだ
足らないのを実感し、一生勉強し続けないといけない仕事なんだ
と改めて思います。