今日は、アトピー性皮膚炎の新規治療薬

ミチーガ

の勉強会がありました。

 

 

ミチーガはIL31阻害薬で、月1回の皮下注射製剤です。(13歳以上が適応)

アトピー性皮膚炎の痒みを改善する効果が優れています。薬価は

デュピクセント1か月分(2本分)と同等ですが、デュピクセントの

ような長期処方をすることによる高額療養費制度の適用は、今の

ところできません。デュピクセントと同様に、血液検査は不要ですが、

ミチーガ独自の副作用として20%に皮疹の悪化(痒みは悪化せず皮疹のみ

悪化するようで、ステロイド外用薬を強化して治療します)がみられます。

デュピクセントは15歳以上、リンヴォックは12歳以上から使用可能であり、

両方とも十分効果的な薬剤ですので、なかなか立ち位置が難しい薬と

思います。

ぱっと思いつく適応は、13歳・14歳のアトピー性皮膚炎で、リンヴォック

の副作用や定期的な検査を懸念する症例になるかな、、、

ご興味のある方はご相談ください。