生後2か月児の異所性蒙古斑のピコレーザー治療です。

 

 

写真があかんですね。影が入ってます💦

右大腿・右膝蓋の広範囲の濃い異所性蒙古斑です。

当院では、異所性蒙古斑については、薄い部分は経過観察、濃い

部分は6か月から1年おきにレーザー照射を1~3回程度照射し、

充分薄くなったところをゴールとする治療方針としています。

 

で、照射6か月後↓

 

 

十分薄くなったのでこれで終了としました。

 

当院では、乳児の異所性蒙古斑については、薄い部分は経過観察、

濃い部分は6か月から1年おきにレーザー照射を1~3回程度照射し、

充分薄くなったところをゴールとする治療方針としています。

一方、成長してからの治療は、レーザー後の色素沈着が長引いたり、

色素脱失の合併症が増えることも知られていますし、皮膚が厚く

なっているため、レーザーが病変部まで十分到達できず効果が

不十分となることもあります。一般論としては、10歳で残って

いれば治療の適応となりますが、上述の理由で、濃いものに

関しては乳児期からの治療がおすすめとなります。

今回は1回で終了できましたが、僕の経験上、生後6か月を過ぎると

複数回必要となることも多いです。

使用するレーザーに関しては、異所性蒙古斑については色素脱失の

合併症が起きやすいことも知られており、皮膚に対するダメージが

Qスイッチレーザーより少ないピコレーザーの方がいいでしょう。

 

 

以前にも掲載した症例↓

生後1か月児の左前腕の異所性蒙古斑。

治療前

初回治療6か月後

 

当院では生後1か月未満でもあざのレーザー治療をお受けできます。

ご希望の方はご相談ください。