今日は皮膚科専門医であればDiagnosis at a glance(見た瞬間診断)
の問題。
症例:30代女性(当院スタッフ)
現病歴:自身の結婚式のために、とある薬剤を服薬中。ここ最近、
背部に痒みが出現しステロイド外用するも改善がなく、相談された。
現症:写真に示す。

さて、使用中の薬剤は何であったか?以下から一つ選べ。
1 シナール
2 トランサミン
3 マンジャロ
4 ミノマイシン
5 OC(ピル)
答えは・・・
3 マンジャロ
です。
診断は、
・網目様外観
・ステロイド外用抵抗性
から
色素性痒疹
であることは明らかです。
色素性痒疹は急激な体重減少(ダイエット、糖尿病等、ケトーシスを伴う
病態)に伴って出現しやすいことが知られており、本症例もマンジャロで
7kg痩せていました。
治療は、これ以上痩せないようにマンジャロ中止の上、ミノマイシン
内服とし、2週間程度で色素沈着を残して改善しました。
なお、誤解を招くかもしれないので追記しますが、マンジャロで色素性
痒疹を発症しやすくなる、というわけではありません。急激な体重減少
により発症しやすい、ということです。