こんにちは
院長の櫻井です
土曜日午後にお休みをいただいて、昨日は日本皮膚科学会@岡山に参加
してきました
実は私は日本性感染症学会専門医の資格を有してます
伝統的に、梅毒は皮膚科が診察してきた経緯があり、実は皮膚科でも性感染症の
知識が求められるんですね
私は以前新大久保の病院で働いていたことがあるので、梅毒(大抵はHIV感染症も
合併)を診察する機会は珍しくありませんでした(地域柄、MSMの症例も多かった
です。)
他にも皮膚科では、疥癬・尖圭コンジローマ・性器ヘルペス・カンジダ症・伝染性
軟属腫を診察しますし、また、そのような性感染症を診察した際には、他の性感染症
の合併(淋菌・クラミジア、B型肝炎、HIV等)がないかを的確に検査し、診断しなけれ
ばなりません
開業してからは性感染症の患者さんが受診する機会は非常に少ないですが、しかし、
あれ?と思う症例に出くわすこともありますし、そのような時には適宜検査を行って
おります。
実は性感染症に関して知識をup dateする機会というのはかなり限られていますので、
この学会は私的にはかなりマストに近く、参加しています。
今年のトピックスは、ここ最近の話題である咽頭感染と、常に問題となる各性感染症
における薬剤感受性の話題も多かったですが、他にも、
・非淋菌性・非クラミジア性尿道炎(Mycoplasma genitaliumなど)の検査・治療
・ウイルス性尿道炎(ヘルペス、アデノウイルス)
・ここ数年激増している梅毒
の話題など、非常に興味深いものが多く、知識の整理がかなりつきました
これでさらに診療のクォリティーが高くなります