こんにちは
院長の櫻井です
当院においては、28種類の金属アレルギー検査を行っております。(鳥居薬品提供の一般的な
金属シリーズだけではなく、チタンやモリブデンなど海外からの試薬も導入しております。)
・歯科から、歯科金属やインプラント治療前の金属アレルギーの有無を依頼されるケース
・整形外科から、金属プレートを使う術前の金属アレルギーの有無を依頼されるケース
・ピアス、指輪、ネックレス、バックルなどの金属でかぶれたケース
・掌蹠膿疱症、アトピー性皮膚炎(内因性)、難治性の汗疱で金属の関与を疑った際の検査
などにおいて金属アレルギー検査を行います。
ところが、金属アレルギー検査を血液検査と誤解されている方が多いんですね。
金属アレルギー検査はパッチテストで行うんです。
※パッチテストとは?
パッチテストとは、かぶれ(接触皮膚炎)の原因を探すために、原因と考えられるもの(化粧品・毛染め・
日用品・薬など)を専用のテープに塗って2日間背中や二の腕の内側に貼って、かぶれの原因を
つきとめる検査です。
貼る日、2日目、3日目、調べるものによっては1週間目、と病院に通わなければならないのと、
2日間はテープを貼った場所をぬらしてはいけないのが少し手間ですが、原因がクリアにわかるので
非常に有用な検査方法です。(汗を多くかく夏にはできません。)
金属の場合は1週間目の経過観察も必要(ゴールドやプラチナなどは遅れて反応が出てくることも
多いため。)なので、例えば、月曜日にパッチテストを貼った場合、水曜日・木曜日・次の月曜日、と
受診しないといけませんから、ある程度しっかりしたプランを立てて行うことになります。
ですから、金属アレルギーを調べたい方は、前もって予定を立てていただいておくのがオススメです。