症例:中学生、男児

現病歴:2年前より右1趾の陥入爪の治療として他院で爪切りや液体窒素で

治療するも改善なく当院初診。

 

現症:

 

 

両側爪郭から爪床にかけて大きい化膿性肉芽腫を形成しています。

フェノール法をしたくなりますが、両側に施行すると長期的に爪の変形

のリスクがあるため、あえてガター法を実施。

まず肉芽を切除。

 

 

これだけで終了にしてもよさそうですが、念のためガターを挿入。

 

 

炎症による腫脹が消退したら早めにガターを外してテーピングに

切り替えてよさそうです。

麻酔後の正味の治療時間は10分程度の簡単な手術で2年間の悩みが

改善しました。