アトピー性皮膚炎の生物学的製剤のデュピクセントは、これまで15歳以上が

保険適応でしたが、この度、生後6か月から使用できるようになりました。

 

通常、成人にはデュピルマブ(遺伝子組換え)として初回に600mgを皮下投与し、その後は1回300mgを2週間隔で皮下投与する。
通常、生後6カ月以上の小児にはデュピルマブ(遺伝子組換え)として体重に応じて以下を皮下投与する。
5kg以上15kg未満:1回200mgを4週間隔
15kg以上30kg未満:1回300mgを4週間隔
30kg以上60kg未満:初回に400mg、その後は1回200mgを2週間隔
60kg以上:初回に600mg、その後は1回300mgを2週間隔

 

 

とはいえ、万が一のアナフィラキシーが起きた場合の対応を考えて、

当院でのデュピクセントの投与は、10歳以上とさせていただきます。

これまでは15歳未満のアトピー性皮膚炎で重症のケースは、

・12歳から14歳はリンヴォックやサイバインコのJAK阻害薬(13歳以上の痒み

の強い中等症ではミチーガも)

・12歳未満では適宜光線療法

で対応していましたが、今後はデュピクセントを主とする治療に変わっていき

そうです。

アトピー性皮膚炎に対するデュピクセントの投与症例数は、当院は、千葉県

全体で3位、診療所に限れば1位です。(発売元のサノフィからの情報提供)

アトピー性皮膚炎でお悩みの方はご相談ください。