こんにちは
院長の櫻井です
シャルムクリニックでは、陥入爪・巻き爪の治療として、ガター法、フェノール法、VHO法、
超弾性ワイヤー法を症例に応じて使い分けていますが、陥入爪の治療としては、やはり、
フェノール法が圧倒的に多く、1日平均2件弱は実施しています
フェノール法とは、陥入爪の刺さっている棘の部分の爪を部分抜爪(縦に抜く)して、爪のもとである
爪母という組織をフェノール法という薬品で腐食し、その部分の爪をはえてこなくさせる方法です。
ブロック麻酔(局所麻酔)後に行いますが、たった5分強で終わりますし、ワイヤー法やガター法
に比べて、完治までの期間が圧倒的に短いのが、フェノール法の利点です。
シャルムクリニックでは、よっぽど外来が混雑していない限りは、その場ですぐに実施しておりますので、
その日のうちに、長かった陥入爪の痛みとお別れできると、評判の方法です
以下に今日の症例を供覧します。
30代男性で、1か月前から、左1趾を深爪した後から腫れてきて、近くの外科で、延々と抗生剤内服・
抗生剤軟膏外用治療されていたけれども変化がなく、本日当院初診となりました。
術前の写真です↓
陥入爪および炎症性の肉芽を伴っています。
1か月間、上記治療だったのが驚きの臨床像ですね・・・
術直後の写真です↓
部分抜爪し、炎症性の肉芽も切除し、フェノールにて爪母の腐食ならびに肉芽部位の止血を
行いました。
あとは3-4週間程度、軟膏を塗っているうちに傷がふさがっておしまいです。
入浴は翌日よりOKです。
他の症例もお見せしましょう(クリニックのHPの症例写真です)↓
こんなかんじで治ります。
陥入爪・巻き爪でお悩みの方はシャルムクリニックまでご相談くださいね