こんにちは
院長の櫻井です
いよいよ花粉症のシーズン到来です
この時期の皮膚科は、顔・まぶたの痒み・皮膚炎の方が急増します。
いわゆる花粉症皮膚炎の症状で、しかし、化粧品でかぶれたかも、とか、原因がわからない、と言って
受診される方が大半です。
もちろん、そのような症状の場合、
接触皮膚炎
花粉症皮膚炎
脂漏性皮膚炎
酒さ
光線過敏症
膠原病(LE、DM)
などを問診、皮膚所見、必要に応じて血液検査、パッチテスト、MED・MPD測定も実施して、
鑑別していきます。
花粉症皮膚炎が時に診断が困難となることがあるのは、いわゆる花粉症症状(鼻症状・眼症状)が
なくとも皮膚炎のみを呈するケースも多く、その場合、患者さんは自身が花粉アレルギーを
持っていることを認識していないからなんですね。花粉アレルギーがあるかどうかは、血液検査で
簡単にスクリーニングできますし、花粉アレルギーがある場合は、今後毎年同様の症状を繰り返す
可能性が高くなりますから、確たる原因がわからずにこのような症状が出現した方は、一度、
アレルギー検査を受けてみられることをオススメします。