毎月初めは事務仕事に追われます。レセプトチェック、スポーツ振興

の書類、労災の書類、診断書、生活保護の書類などなど。中でもずば抜けて

大変かつ重要なのがレセプトチェックです。

保険医療機関は毎月10日までに、前月分のレセプトを社保・国保

に送らなければなりません。このレセプトにおいて、病名の記載と、

必要に応じて症状詳記の記載が必要となります。

病名の漏れがあると、薬や検査・手術等が算定できず、査定され、

医療機関の赤字となってしまいます。ひどいことに単純なケアレス

ミスによる病名漏れであっても、その旨を申し立てても全く聞き入れて

もらえないというおかしな現実があります。(そういうのはいきなり

査定ではなく返戻にするのが親切でしょ!と思う開業医は多いと思い

ます。)そのため、病名チェックはレセプト送信前の非常に重要な

仕事となります。

もちろん、普段からカルテに病名を記載するようにはしていますが、

どうしても抜けがありますからその確認を月初に必死にやります。

特に、手術・レーザーなどの高額医療や、高額薬剤が削られると

大変なことになるので、そのようなカルテを重点的にチェックし、

病名や症状詳記の記載に努めます。

保険の査定は全国一律ではなく、千葉県は全国でも有名な非常に

厳しい県で、対応に苦慮しています。ローカルルールを失くして

全国一律となってほしいものです。