当院では、診察においてエコーを、ダーモスコピーと同様に
頻繁に用いています。
もちろん、腫瘍性疾患に用いるのは当然ですが、乾癬性関節炎の
付着部炎評価や、皮下異物の評価、炎症性疾患(脂肪織炎など)の
評価などなど、エコーは多彩な使い方ができ、診療のクォリティー
を高めてくれます。皮膚表面をダーモスコピー、深部をエコーで
見ることによって、視診・触診だけでは判断がつかなかった病変
の診断に大きく寄与してくれます。
当院ではこれまで18MHzのエコーを用いていましたが、このたび、
22MHzと、非常に浅い層をクリアに見ることができるエコーに
切り替えました。これにより、皮下のみならず真皮内の評価まで
できるようになること、関節炎の血流評価の精度が上がることが
期待できます。
診療のクォリティーを上げるため、今後も精進していきます。