11歳女児の上腕の異所性蒙古斑の治療です。

治療前↓

 

 

PICOレーザー照射後、約1年目↓

 

 

だいぶ薄くはなりましたがまだ残っているため、再度照射しました。

 

次に、以前にも掲載した、生後1か月児の異所性蒙古斑の治療です。

治療前↓

 

 

PICOレーザー照射後、6か月目↓

 

 

1回で治療終了とできました。

 

 

当院では、乳児の異所性蒙古斑については、薄い部分は経過観察、

濃い部分は6か月から1年おきにレーザー照射を1~3回程度照射し、

充分薄くなったところをゴールとする治療方針としています。

一方、成長してからの治療は、レーザー後の色素沈着が長引いたり、

色素脱失の合併症が増えることも知られていますし、皮膚が厚く

なっているため、レーザーが病変部まで十分到達できず効果が

不十分となることもあります。一般論としては、10歳で残って

いれば治療の適応となりますが、上述の理由で、濃いものに

関しては乳児期からの治療がおすすめとなります。