先日の症例より。

症例:30代、男性

現病歴:歯科でキシロカインで麻酔して治療し、術後セファクロル、

ロキソニンを内服し20-30分後に、手足の紅斑・痒み、下痢、吐き気

が出現した。同様のエピソードをもう一度繰り返したため、歯科から

即時型薬剤アレルギー疑いにて被疑薬の検査および今後使用する予定

の薬剤(オーラ、クラビット、ベリオフィール)のアレルギーの有無の

検査目的に当院紹介受診。

 

アナフィラキシー様の症状の既往のため、ルート下にプリックテストを

実施しました。(内服薬剤は10%溶液を作成、注射薬はas is)

 

 

セファクロルが3+と陽性であり、セファクロルによる即時型アレルギー

と診断に至りました。

プリックテストで反応が出ない場合は皮内反応検査、それでも反応が

出ない場合は入院下に口含み試験、内服試験となります。